節約には反動やストレスがつきものです。少しの反動や節約疲れであればまだしも、心身が不健康になるような切り詰め方は本末転倒。反動で贅沢や散財してしまえば、元も子もありません。そうならないためにも、節約生活で発生する反動を防ぐポイントを把握しておきましょう。
そもそも節約疲れの原因って?
節約疲れの原因は人によってさまざま。以下では、多くの人が特に陥りやすい節約疲れの原因を2つご紹介します。
ゴール設定があいまいすぎる
「少しでも多く貯金したい!」というあいまいな意思のまま、明確なゴール設定を決めずに突っ走ってしまうケースです。意気込み自体はいいことなのですが、明確なゴールを決めずにいるとモチベーションを保つのが難しくなり、「もっと節約しなきゃ!」という焦りばかりが大きくなってしまいます。節約疲れを防ぐためには、「○○年後には車の買い替えだから、それまでに50万円貯める」「マイホーム費用の足しにするため、今年いっぱいで〇〇万円貯める」という明確なゴール設定をすることが大切です。
安いほうを選ぶ癖がついてしまい満足感が味わえない
節約を始めたばかりの頃の僕がこのパターンでした。たとえば、服を選ぶ時。好きなデザインだけど8,000円もする服と、そこまで好きなデザインではないけど2,000円以下の服があった時、ついつい後者のほうを選んでしまうようになりました。金銭的には大きな差があり節約自体はできていますが、常にどこか物足りない気持ちを抱くように。スーパーやコンビニでも似たような事例が重なり、「何のために貯金してるんだろう…」と空しくなったことがありました。
節約疲れを抑えるポイント
節約疲れを効率よくケアするためのポイントをご紹介します。
優先順位をハッキリさせよう
出費を一律に減らそうとするのは、相当なストレスです。それよりも、「この費用はできるだけ減らす」「ここにはある程度費用をかける」というように優先順位をハッキリさせることが大切。一度、自分にとっての優先順位をリスト化して整理してみることをおすすめします。
メリハリを意識してお金を使う
不要なものにお金を使わないことはもちろん、高いお金を使う時は使うというメリハリを意識しましょう。「安いから」という理由だけで物を買っていると愛着が湧かず、紛失してもまた気軽に買い足してしまう…というサイクルに陥り、結果的に散財の原因になります。それよりは良質なものを1、2点持っておくほうが愛着も湧き、何より紛失による散財のリスクも結果的に減らせます。