実家を出て一人暮らしするか、実家暮らしを続けるか。転職など人生の節目で、そう考える人は多いと思います。貯金をしたいのなら、何より実家暮らしがおすすめです。ここでは、実家暮らしが貯金に適している理由や実家暮らしにともなうデメリットをご紹介します。
実家暮らしが貯金に最適な理由は?
実家暮らしの場合は実家と別に家を借りなくていいため、家賃や光熱費、水道代などがかかりません。一般的に家賃は支出の多くを占めるので、家賃を削れればかなり支出をおさえることにつながります。もし、収入の一部を家に入れたとしても一人暮らしに比べれば、自由にできるお金は多くなるので、その分貯金にまわしやすいでしょう。
実家暮らしで貯金を成功させるポイント
実家暮らしだからといって油断していると金銭感覚がゆるみがちです。「毎月〇万円は家に入れる」と決めたら、毎月の交際費や雑費、被服費などかかるお金をあらかた計算する、お金を使いすぎたら次の月は節約を心がけるなどしてみましょう。何も考えずに生活していると、せっかく自由に使えるお金が多くてもムダづかいをしてしまうことは珍しくありません。実家暮らしに限った話ではないですが、普段からお金の使い方を意識しておくことは貯金を成功させるうえでの基本の基本です。
発生するデメリット
実家暮らしは貯金という面ではメリットばかり。しかし、いくつかデメリットもあります。一度確認しておきましょう。
家族に気を使わなければならない
実家暮らしだと、当たり前ですが親や兄弟など誰かしらが家にいることが多いです。いくら家族でも、一緒に暮らしていれば大なり小なりお互いに気をつかわないといけません。外出で帰宅が深夜になれば寝ている家族を起こさないように静かに行動しなければいけないですし、何かあれば親に口を出されることもあるでしょう。一人暮らしのように自由を謳歌できないのが、実家暮らしの辛いところです。
通勤に時間がかかる場合も
実家の場所によっては通勤に時間が必要になってきます。実家から通える範囲だけれど、けっこうな時間がかかる…という場合も少なくありません。「時は金なり」という言葉があるように、時間は形こそないですが「財産」ともいえます。実家から会社までの距離次第では、時給で考えてみると逆に損をしているケースもあります。
実家暮らしで効率よく貯金を
貯金に最適なのは実家暮らしですが、やはりメリットがあればデメリットもあるもの。無理をしすぎては貯金は続けられません。上記で紹介したデメリットや貯金を成功させるポイントもふまえて、ぜひ検討してみてください。