貯金が苦手な人は「先取り貯金」がおすすめ

先取り貯金の5つの方法

先取り貯金をする方法の1つは自動積立定期預金を活用することです。
一定の金額が毎月自動的に定期預金に積み立てられます。
積立定期預金は元本保証もありますし、預入金額や期間の変更も可能です。

先取り貯金のもう1つの方法は社内預金です。
会社に預金をするもので、銀行などよりも金利が的高いという良さがあります。
給与天引きで貯金できて、複雑が手続きが必要ないので、社内に預金制度があれば簡単に始められます。

財形貯蓄も給料天引きで貯金ができる仕組みです。
財形貯蓄には一般財形貯蓄と住宅のための住宅財形貯蓄、老後のための年金財形貯蓄があります。
住宅財形や年金財形は、両方の合計の元金550万円まで、利子にかかってしまう税金が非課税になるというメリットもあります。

自動で積み立て投資ができる制度としては、つみたてNISAがあります。
最長20年、年間40万円までの投資での運用益や分配金が非課税になります。
投資が初めての方でも1,000円から始められるので、大きく損をすることがありません。

節税しながら老後資金を貯蓄する別の方法は、iDeCo(イデコ)です。
掛金全額が所得控除の対象になるので、所得が多い人ほど節税効果が高くなります。
また、公的年金制度から手厚いサポートを得られない自営業や個人事業主の方が老後に備えるのにも向いています。
対象商品は株式や投資信託だけでなく、預貯金、保険などいろいろあるので、活用費しやすい制度です。

先取り貯金額の割合の目安と貯金のコツ

先取り貯金として幾らぐらい取り分けるかは、家族構成やライフスタイルによって違ってくるので、自分の状況にあった額を決める必要があります。
例えば独身で一人暮らしなら毎月の収入の1割程度、実家で暮らしていれば家賃などを節約できるので、3割から4割を先取り預金に回すことができるでしょう。
子供がいないダブルインカムの家庭なら、2割程度です。

先取り貯金をうまくするには、まず、家計の収支を正確に把握する必要があります。
貯金に回すお金がないと感じているかもしれませんが、何にいくら使っているかを調べてみると浪費しているお金が多いことに気づくかもしれません。
そうしたお金を先取り貯金に回すことができます。

また、最初から無理な金額設定をしないことです。
頑張ってたくさん貯金しようとし先取り貯金にたくさん当ててしまうと長続きしません。
収支に見合った額を設定し、余裕があると感じたら額を増やしていくのがいいでしょう。

「何のために先取り貯金をするか」という明確な目的を決めることも大切です。
目的があると貯金に対するモチベーションもアップして、途中で先取り貯金をやめてしまうこともないでしょう。
さらに、定期的な見直しも大切です。
先取り貯金の額だけでなく、方法も見直すようにしましょう。