保険料見直しの際の落とし穴

保険を見直して保険料を節約する際の落とし穴とは

自分の加入している保険を見直すことが節約につながることがあるので、保険の見直しは大切です。
ただし、一見保険料が節約できたようで実際にはそうでない場合があります。
陥りがちな落とし穴について、しっかりと理解しておきましょう。

ネット上では、保険料の見直しによって節約ができるという情報があり、どのくらいの金額を節約できるかのシミュレーションが示されていることがあります。
そうしたシミュレーションの中には、貯蓄型保険と掛け捨て型保険をかけていた人が、貯蓄型保険を解約することで保険料を安くできるとしているものがあります。
確かに、貯蓄型保険のほうが月々の保険料が高いので、それを解約したほうが当面の負担は少なくなります。
貯蓄型保険は掛け捨て型と違い、解約時に解約返戻金を受け取ることもできます。

ただ、契約してあまり期間が経っていないと、解約返戻金の金額が払込保険料の総額よりもかなり少なくなったり、解約返戻金が払われない場合さえあります。
ですから、貯蓄型保険を解約するとしたら、そのタイミングを慎重に見極める必要があります。
また貯蓄型保険は、払った保険料の総額を超える金額の満期保険金や解約返戻金を受け取れるケースもあるので、当面の保険料を減らすという目的だけで安易に解約するのは賢明とはいえません。

FPに相談して不安なく保険料を節約

保険料を少なくするために保険を見直したくても、長期的なシミュレーションをどのようにすればいいかわからないことが多いです。
また、実際にどの保険のどのプランを見直せばいいのかも自分だけでは判断できないことがあります。
そんな時にはFP(ファイナンシャルプランナー)に相談して、的確なアドバイスをもらうといいでしょう。

FPは、人生設計を経済的な側面からサポートする専門家です。
保険に限らず、金融全般、税制、不動産、教育資金、住宅ローン、年金制度などについて豊富な知識と経験を持っています。
ですから、保険の選び方に関しても、年齢や家族構成、経済状況、将来の夢など様々な要素を考慮しながら、自分に一番合ったものを提案してくれます。

FPを探すには、例えばリクルートの保険比較サイト保険チャンネルなどを利用できます。
保険チャンネルにはFP相談というページがあり、オンラインで相談ができます。
料金はかからず、何回でも無料で相談できます。
株式会社FPパートナーが運営している保険相談サービスMONEYDOCTORでも無料でオンラインでFPに相談することができます。

FPに相談する際には、相談内容をまとめておき、保険証券など相談に必要な物を準備しておくとスムーズに進みます。
また、FPに丸投げするのではなくFPのアドバイスを聞いた上で自分で判断して決めるようにしましょう。