簡単に何でも買えるからこそ物欲を抑えないといけない
節約をする上で、本当に大切だと思うのが自己管理、自分の物欲をコントロールすることだと思います。
いくら食費を減らしたり、電気のオンオフをこまめにしても、服や本などを衝動買いしてしまうと、今までの節約分が一瞬で消えてしまうからです。
とはいえ、身の回りにモノがあふれていますし、買おうと思えばすぐに買える環境となっているので物欲を抑えるのは簡単ではありません。
特に自分にとっての罠となるのが、オンラインショッピングです。
メールやSNSでいつも広告が入ってきますし、ついショッピングサイトを見ると、これが欲しい、あったら便利と思ってしまいます。
そして、別に財布からお金を出すわけでも、クレジットカードを機械に通すわけでもなく、ボタン一つタップするだけで登録してあるクレジットカードで買えてしまいます。
また、たまに大人買いをしたくなる衝動も自分にとってはコントロールが必要なところだと自覚しています。
何かのセットや漫画などを見て、限定などのラベルが付いているとその場で買わないと思ってしまうのです。
もちろん、こうした買い物をしてしまっても、特に家計が苦しくなるわけでもありません。
でも、確実に貯蓄に回すべきお金が減ってしまっています。
毎月これだけ貯めようと思っていたのに、その目標額に行かないことはざらに出てきてしまいます。
そこで、家計のチェックを改めてしてみました。
現状でどうしても必要な家賃や光熱費、食費、ローンなどの金額を出して、その後で貯蓄に回したい額を計算します。
そして、残ったお金である程度自由になる金額を確認します。
毎月自由にできる金額を明確に決めておくことで、欲しいと思っても我慢するマインドを作れるようになりました。
日常的に感じる些細な不安に耳を傾けることが大事
こうした考え方をするようになって気付いたことがあります。
物欲が生じる時、これがないと困るとか不便、必要なアイテムだと思って購入していました。
しかし、我慢して買わないでいても、特に不便を感じることもないわけです。
そうなると、自分で感じた「足りない」、「不便」という感覚は本当はそうではなかったことになります。
こうして、物欲と、ふと感じてしまう些細な不安というのは関連性があるのだと気付きました。
もちろん本当に必要なものというものもありますが、すでに持っているものが多いので、そうした事例はかなり少ないかと思います。
そのため、日常的に出てくる些細な不安は、そう感じた時に「本当にそうなのだろうか」と考え直してみることが大事だと気付きました。
そして、しばらくそれがない状態で過ごしてみて、不便さを感じるのかをチェックしてみます。
たいがいはなくてもやっていけるので、買わなくてもいいやと思えるのです。